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救急車搭載用「エアロシールド」を開発 ~ 紫外線照射により車内の空気環境を改善、2022 年 2 月より出荷開始~

空気環境対策を行うための紫外線照射装置を開発・販売するエアロシールド株式会社(本社:大分県大分市、代表取締役:長谷川忠、以下エアロシールド社)は、救急車搭載用の紫外線照射装置「エアロシールド」を開発しました。本製品は、車内の空気を装置内に取り込み、UV-C(紫外線 C 波※1)を照射することで浮遊菌やウイルスを減少させることが期待できます。オゾンレスランプを採用することにより無臭での空気環境対策を実現するほか、車両に電力が供給されている間は常時稼働するため操作の必要がないなど、救急救命士に負荷をかけない仕様としました。すでに受注活動を開始しており、2022 年 2 月より出荷を予定しています。

 

■開発の狙い
本製品は、救急車内の空気環境対策を目的にエアロシールド社が開発しました。エアロシールド社の親会社である株式会社富士通ゼネラルの他の救急車搭載機器への干渉を防ぐ設計ノウハウと、エアロシールド社が創業以来 15 年にわたり開発・販売する、人が生活する空間で紫外線照射を行う室内用「エアロシールド」を通じて得た知見を融合させています。
将来的には、本技術を水平展開し、様々な乗り物や狭小空間へ応用することを目指しています。

 

■製品の主な特徴
1. 装置内部で UV-C(紫外線 C 波)を照射する、安全に配慮した設計
2. オゾンレスランプにより、無臭での空気環境対策を実現
3. 操作・メンテナンス面で救急救命士に負荷をかけない仕様

▲救急車内設置イメージ(写真上)、製品イメージ(写真下)

 

※1 UV-C(紫外線 C 波):紫外線は可視光線よりも波長が短い光で、特に 100~400nm の波長域のものを指します。
波長別に「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3種類に分類され、UV-C は深紫外線とも呼ばれ、波長 100~280nm の光を指します。

 

■救急車搭載用「エアロシールド」製品詳細
1.装置内部で UV-C(紫外線 C 波)を照射する、安全に配慮した設計
本製品は、救急車内の空気を装置に取り込み、浮遊菌・ウイルスの減少に高い効果を持つ UV-C を照射して車内の空気環境を改善します。UV-C の照射を装置内部で行うことで、紫外線が人に直接当たる危険性がなく、狭小空間でも安全に利用できる設計としました。

2. オゾンレスランプにより、無臭での空気環境対策を実現
現在、車両搭載用の空間除菌機器として主流のオゾン燻蒸機は、特有の臭いが発生することや、濃度によって一定時間車両を使用することができない等の課題が挙げられていました。本製品はオゾンレスのUV-C ランプを採用することで、無臭での空気環境対策を実現します。また、有人空間での使用を前提としているため、常時車両を使用することが可能です。

3. 操作・メンテナンス面で救急救命士に負荷をかけない仕様
本製品は、車両に電力が供給されている間は常時稼働し、その間の操作は一切不要です。設置場所を車内のデッドスペースとなっていた収納庫上部とすることで、救護活動の際に接触するなどの危険性を低減しています。また、静音性にも配慮し、車内の医療機器が発する音を妨げることもありません。さらに、お客様自身で装置内部の清掃や点検を行う必要もなく、救急救命士の業務負担が増えることのない仕様としています。

▲救急車内イメージ

 

 

■紫外線照射装置「エアロシールド」 について

エアロシールドは紫外線の中でも最も効果が高いとされているUV-C(紫外線C波)を室内上部に照射し、自然対流による空気の循環を利用した空気環境対策をすることが可能な製品です。
紫外線照射方式はCDC(米国疾病対策センター)発行の「医療機関における結核菌の伝播予防のためのガイドライン」でも空気環境対策に有効な空気清浄法として推奨されています。

目には見えないからこそ大切な「空気環境」。人々が安心して過ごせる環境整備はとても重要です。エアロシールド株式会社は「世界の空気をうつくしく」をミッションに、「空気環境対策が当たり前になる未来」を目指しています。

 

■会社概要
商号: エアロシールド株式会社
代表者:代表取締役 長谷川忠
所在地: 〒870-1161 大分県大分市 大字木上394−12
設立: 2006年3月
事業内容: 紫外線照射装置「エアロシールド」をはじめとする製品開発、販売、設置工事、メンテナンスの他、浮遊菌検査、空調清掃のご提案を通して皆様の空気環境対策™のお手伝いをしています。
※「空気環境対策」はエアロシールド株式会社の登録商標です。
URL: https://www.aeroshield.co.jp/